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インタビュー記事

「女性のキャリアに寄り添いたい!」ワーク・ライフ・ユニオンバランス

マミートラックという言葉をご存知ですか?

子育てしながら働く女性が、子育てと仕事の両立をしていく中で昇進や昇給などの機会が難しくなるキャリアコースのことです。

私自身も会社員時代、二人の子供を産み、2回の産休育休をとり、キャリアについて悩んだ時期もありました。

今回お話を聞くワーク・ライフ・ユニオンバランス代表伊東晴美さんは自身も二児の子育てと仕事・組合活動の調和に奮闘し、キャリアに悩む女性の力になりたい!という気持ちが次第に大きくなり、26年勤めた会社を退職し起業されたキャリアウーマン!

ーーーーーー簡単に経歴を教えてください

「短大卒業後、大手電機メーカーに就職しました。経営学科の出身なので、経営関係の部署に配属されるかと思ったら、人事労務関係の部署になりました。数年後、結婚をする報告をしたところ部署が変更になって。。」

ーーーーーーえー!今じゃあ問題になりそうですね。

「当時はそれが普通だったようです。しかも、人事労務から技術と、全く畑の違う部署になったんです!でも、私はすごく人に恵まれていて、その部署の上司や先輩に機構設計ができるまでに育ててもらいました。」

ーーーーーー人事から技術へ。とても大変だったと思いますが・・・

「そうですね、経営学科で色々な資格を取得していたので、経理や経営戦略の方向に進むと思っていたのに、すぐ人事労務、そして技術、ですからね。当時はワーキングマザーキャリアの扱いについて、会社もどう対応するか明確になっていなかったのではないでしょうか。

そして、技術職になると、周りはほとんどが男性で、同期の男性がどんどん昇進していく中で、自分は出産や育休、職種変更で遅れてしまうので、男性以上に頑張らないと!と思って仕事をしていました。育休も半年で復帰しました。同期や後輩から遅れたくないという気持ちが強かったので。

もともと技術分野を学んでいたわけではないので、仕事に自信を持っていませんでした。子育てと仕事の両立をしながら、会社に認めてもらうためにとにかく必死でしたね。子供が寝てから、自宅で仕事の構想を考えたり。頑張ったからこそ、技術の仕事が楽しくもなったけど、自分の能力の限界も見えた。そして、頑張り過ぎて、体も壊してしまって。」

ーーーーーーまさにご自身がマミートラックの中にいらっしゃった、という感じですね。

「そうなんです!ある意味、周りの男性は優しく、「子供がいるから早く帰ったほうがいいのでは?」と両立するには恵まれていました。でも“良かれと思っての優しさ”は私のキャリアを諦めたくない気持ちとのギャップがあり・・・女性の意欲と、男性の優しさのアンマッチを感じていたんです。仕事の質を高めていくには、上司とのコミュニケーションがとても重要でした。」

ーーーーーー今は女性のキャリアを応援したい、という思いで起業されていますが、なにかきっかけがあったのでしょうか。

「入社12年目くらいに、「女性活躍と教育の研修をやらないか」と会社や労働組合幹部の方から提案がありました。もともと学生時代の家庭教師の経験や「教師になりたい」という思いがあり、「教育」に対してすごく興味があったんです。なので、社内や外部機関での研修企画や講師の仕事にはすごくのめり込みました。これがキャリアチェンジのきっかけですね。

女性として会社という組織の中で働き、いろんな体験をして、「女性の支援」についても、とても興味がありました。栃木県労働委員会の労働者委員に就任し、労使間の紛争解決の仕事などをしていくなかで、女性のキャリアの支援の必要性を感じ、もっとたくさんの女性をサポートしてあげたいと思いました。」

ーーーーーー26年勤めた企業を退社。ご家族の反対とかは・・・?

「実は、夫には10年くらい前から「起業したい」という思いは伝えてあったんです。なので、子育てがひと段落したタイミングで相談した時、「ずっと前から言ってたもんね。ママを応援するよ!」とすんなり受け入れてくれました。むしろ、自分の中に迷いがありました。収入も安定している大企業。。本当にやめていいのか。

でも、自分もマミートラックに陥り、技術部の上司が悩みに気づいて引っ張り上げ、支援をしてくれて、解決した経験がありました。退職した今でも私の心強い相談役の方々です。人にサポートしてもらうことの大切さを感じて、自分以外に悩んでいる人の背中を押してあげたい、そういう思いが強く、起業を決断しました。」

ーーーーーー開催されている講座の中で印象的なのはこのカードですね!
「これも前職のキャリア研修で学んだことが活かされています。自分の積んできたキャリア、やりたいこと、これからの方向性など、理想の働き方を見える化することができます。

心理学に基づいて作成しているので、人それぞれの目標に沿った結果を得ることができるんですよ。今はオンライン講座にも対応しているので、全国どこでも受講が可能です!

退職時に見返してみたら、会社員時代に自分が考えていた将来のキャリアの通りになっていて。キャリアデザインの重要性を実感しました。さまざまな女性にキャリアの再設計をしてもらいたい、そんな気持ちでこの講座を開催しています。」

ーーーーーー今後の目標や、起業したい女性に向けて何かあれば教えてください。

「やはり、「自分のキャリアで悩んでいる女性」のサポートをもっとしていきたいですね。このコロナ禍で、自分のキャリアや自分のやりたいことがみつからず、壁にぶつかっている女性もたくさんいると思うんです。自分の未来を再設計して、充実した人生のお手伝いができたらすごく嬉しいです。

また、私が直接サポートをするだけでなく、サポートができる仲間を増やしていきたい。その想いも強くあり、キャリアアドバイザー養成講座も開講しています。1日で資格が取得できます。私一人ではどうしても手の届く範囲は限られてしまう。「キャリアに悩む女性の支援」と考えた時に、一人だけでは私の想いは届かない!と思ったんです。そこで、キャリアアドバイザーとして女性支援ができる仲間を増やしていきたい、と思っています。

会社に勤める女性だけでなく、これから起業したい女性、プチ起業も含めて、自分のキャリアに悩んでいる方々に向けて、支援やアドバイスをしていきたいと思っています。私自身、企業や団体向けの講座が多いのですが、もっと個人に寄り添った支援をしていきたい!という気持ちが強くあります。前向きな気持ちを持っているのに、「女性」「出産」そんな理由で思うようにキャリアを積めない女性の背中を押してあげたい。一人一人のキャリアに寄り添って、支援できれば、と思っております。」

ご自身の経験から、女性のキャリアに寄り添って支援をしていきたい、という伊東さん。ご自分でいろいろな経験をしているからこそ、寄り添うことができ、具体的なアドバイスや支援ができているのだな、と感じました。筆者自身も会社員として働いていた中で、女性ならではの悩みも色々あったので、当時こんなふうに相談に乗ってもらったり、自分のキャリアを振り返るきっかけがあったらよかったのになぁ・・・と感じました。

今後はキャリアアドバイザー養成にも力を入れていきたいとお話しされる伊東さん。どんどんキャリア支援の輪が広がっていきそうです!キャリアアドバイザー認定されると、自分のキャリアやスキルを活かした講座が開催できるようになります。

伊東晴美さんのキャリアアドバイザー養成講座が気になった方はこちら